見る・遊ぶ

周南で笠木絵津子さん写真展「私の知らない母」 過去の母とのコラージュ作品

高さ3.4メートル、横4.9メートルの大型作品も 写真展の様子

高さ3.4メートル、横4.9メートルの大型作品も 写真展の様子

  • 29

  •  

 第29回林忠彦賞を受けた写真家・笠木絵津子さんの写真展「私の知らない母」が5月14日、周南市美術博物館(周南市花畠町、TEL 0834-22-8880)で始まった。

代表作「1941年、満洲国哈爾浜市にて、17歳の母と松花江を望む」

[広告]

 昨年2月に発表された同賞。当初昨年5月に予定されていた写真展は、新型コロナウイルスの影響で1年延期となった。

 笠木さんは1952(昭和27)年生まれで、兵庫県出身。大学卒業後、研究所助手として働いていたが、1980(昭和55)年、27歳の時に写真家に転向。37歳でニューヨーク大学大学院に留学し映像芸術を学ぶ。帰国後は、現代美術作家として意欲的に作品を発表した。

 2019年に発表した写真集「私の知らない母」は、1998年に他界した母が写る過去の写真と、自身が写る現在の写真など、複数の写真を合成して描いた作品集。戦前の朝鮮、台湾、満州で生きる母と、現在その写真を見ている自分との間にある「時空の断層」を表現した。写真展では、高さ3.4メートル、横4.9メートルの大型作品を含む53点を展示する。

 現在、千葉県に住んでいるという笠木さんは「私の頭の中の光景は、1枚の写真だけでは表現しきれず、写真によるアート作品となった。林忠彦賞が写真の賞であるにもかかわらず、顕彰していただけたことに深く感激した」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。入場無料。月曜休館。5月23日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース