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周南「絆」映画祭 4日間にわたり9作品上映、監督らのトークショーも

来館を呼び掛ける大橋実行委員長(左)

来館を呼び掛ける大橋実行委員長(左)

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 「周南『絆』映画祭」が11月20日~23日、周南市の映画館やライブハウス「ライジングホール」などで開催される。

「第11回周南『絆』映画祭」のタイムテーブル

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 主催は、映画愛好家や地域活性化団体など有志でつくる実行委員会。2009(平成21)年から、山口県にゆかりのある映画やゲストを招き、中心商店街の活性化や映画館の復活を目指し開催している。昨年は新型コロナウイルスの影響を受け中止となったが、今年は文化庁「ARTS for the future!」事業の助成を受け開催する。

 11回目を迎える今回のテーマは「感謝・発信 一期一映(いちごいちえい)」。これまで同映画祭に尽力した故人、佐々部清監督と黒澤満プロデューサーへの追悼と感謝を込める。会場は現在休館中の映画館「シネマ・ヌーヴェル」と「テアトル徳山I」(以上、周南市銀座2)、「ライジングホール」(周南市銀南街)、「ピピ510」(周南市糀町1)。

 上映作品は、佐々部監督の「大綱引の恋」「ツレがウツになりまして」、地方テレビ局・報道現場の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「さよならテレビ」、戦時下の日常を描いた劇場アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」、同実行委員会が創設した松田優作賞を受賞した足立紳さん脚本の「百円の恋」、松田優作さんの1周忌追悼ライブの映像を再編集した崔洋一監督作品「松田優作メモリアルライブ+優作について私が知っている二、三の事柄」など9作品を上映する。

 上映作品にちなんだトークショーも開催する。崔監督と追悼ライブに出演したミュージシャン李世福さん、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の片渕須直監督、「百円の恋」の脚本家・足立紳さん、「全裸監督」総監督の武正晴さんらが登壇する。

 実行委員長の大橋広宣さんは「佐々部監督との約束であった10回開催を突破し、新たにリスタートすることとなった。過去最高の4日間開催。映画はすばらしいものだということを、トークを含め周南から発信していきたい」と話す。

 前売り券は、1日券=1,500円、4日間フリーパスポート=4,000円。1日券・フリーパスポートは前売りのみ。当日券は、1作品につき一般・シニア・高校・大学生=1,000円、小中学生=500円、未就学児無料。

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