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下松で3年ぶり、初夏の笠戸島駆け抜けるトレイルラン

海を眺めながら走るコース

海を眺めながら走るコース

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 笠戸島の山々を走る「くだまつ笠戸島アイランドトレイル」が5月22日、3年ぶりに開催された。

くだまつ笠戸島アイランドスタートの様子

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 2016(平成28)年2月から始まった同大会。主催は下松商工会議所青年部などで作る実行委員会。新型コロナ感染拡大の影響で2020年、2021年と2年連続で中止、今年の2月に開催予定だった大会を延期し、3年ぶり5回目の開催となった。

 感染拡大防止のため、エントリー数や地元応援スタッフ数などの規模を縮小。島全体を走る30キロのロングコースと17キロのショートコースに、23都府県から計440人(前回は928人)がエントリーした。

 この日の下松市の天気は快晴で、今年の最高気温となる27.4度(下関地方気象台発表)を記録。国民宿舎大城駐車場を365人が出走し。島内に設けられた3カ所のエイド(給水所)で水分補給を行いながら、標高200メートル以上の山々や絶景が広がる海岸沿いのハイキングコースを走り抜け、326人が完走した。

 ロング男子の部で優勝した前田渉選手(福岡県福岡市)は「気温も高くハードなレースだったが、右手に海、左手に山と、素晴らしい景色の中、気持ちよく走ることができた」。ロング女子の部で優勝した大下美佐子選手(山口市)は「苦しかったけど、エイドでの声かけや笑顔でのもてなしが励みになった」と話す。

 同大会の山下圭三運営委員長は「3回連続の中止を避けるため規模を縮小しながら、やっと大会開催にこぎ着けた。コロナの状況にもよるが、次回大会では多くのランナーを迎え入れ、住民挙げての応援や美しい自然など、下松の魅力を発信していきたい」と意気込む。

 各部門の優勝者とタイムは次の通り。ロング男子の部=前田渉(2時間57分57秒)、ロング女子の部=大下美佐子(4時間04分18)、ショート男子の部=塚元雄大(福岡県那珂川市、1時間42分54秒)、ショート女子の部は、下松市在住の武居修子が2時間12分22秒で2連覇を果たした。

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