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周南の徳山動物園で「春の夜桜開園」 ムササビのえさやり見学も

巣箱に入るムササビ

巣箱に入るムササビ

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周南市の徳山動物園(周南市徳山)で3月31日、「春の夜桜開園」が始まった。

両手でイチゴを食べるムササビ

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 桜の開花時期に合わせ、同園の夜桜を楽しんでもらいながら、夜間の動物の様子を知ってもらうことを目的に、金曜、土曜の夜、通常17時閉園(夏時間)のところ、20時まで開園する同イベント。2005年から毎年開催している。

 飼育員の手島寿夫さんによると、夜間鑑賞のお薦め動物は、トラ、ライオン、キツネ、アライグマ、ヤマアラシなど。「動物が活発に動く様子や、クジャクなどの鳥類が、木の上に登って外敵から身を隠しながら寝ている姿を見てほしい」と話す。

 4月1日のムササビのえさやり見学企画「夜のムササビ!スポットガイド」には100人近い来園者が集まり、ムササビの飼育員の久保統生さん解説を熱心に聞いた。久保さんによるとムササビは、昼間、巣箱で過ごし、日没後30分ぐらいから活発に動き出すため、通常、来園者のほとんどはその姿を見ることができないという。

 質問コーナーでは、ムササビの鳴き声や飛行距離についての質問があった。えさやりでは、3匹のムササビが木の枝を渡り歩き、イチゴやブドウ、リンゴを両手で持って食べる姿に来園客からは「かわいい」と歓声が上がっていた。

 4月1日現在の同園の桜開花状況は、例年と比べ1週間遅れという。開花し始めている木より、まだつぼみの状態が多い。

 手島さんは「徳山動物園は、徳山毛利藩主の庭園跡で、昔から桜の名所として知られている場所。来週末(7日・8日)には、満開で夜桜を楽しめるのでは」と来園を呼び掛ける。

 ムササビのスポットガイドは19時15分から15分程度。次回の夜桜開園は4月7日・8日。入園料は大人=410円、学生=100円。

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