周南市が1月28日、市立図書館利用者の利便性を向上するシステム内容をリニューアルした。
表紙にレッサーパンダのキャラクターが描かれた「読書手帳」(左)と、スマートフォンでアクセスした周南市立図書館ホームページ(右)。
周南の市立図書館は、中央図書館(岐山通2)、徳山駅前図書館(御幸通2)、新南陽図書館(中央町4)、福川図書館(福川南1)、熊毛図書館(熊毛中央町)、鹿野図書館(鹿野上)の6館と移動図書館で構成する。蔵書数は約75万点。
今回のシステムリニューアルでは、利用者が借りた本や借りたい本をウェブ上に記録する「マイ本棚」機能、スマートフォンを図書館カードとして利用する機能、返却期限通知メールの送信、貸し出し資料のラベルシール発行機能などを追加。ホームページもリニューアルし、デザインを一新した。
周南市では2月上旬から、市内在住・在学の高校生以下の子どもを対象に「読書手帳」を配布する。A6サイズ・24ページの「読書手帳」は子どもの読書意欲を高める目的で企画。図書館で印字したラベルシールを貼ることができる。ホームページでもダウンロード配布する。
市教育部中央図書館普及担当者の弥益沙織さんは「システムの新機能追加や読書手帳により、貸し出し記録や読みたい本の管理が簡単になった。図書館に足を運んで本を身近に感じてもらえたら」と呼びかける。