和光保育園(周南市遠石1)で1月30日、節分を前に赤鬼・青鬼退治が行われた。
園児たちに節分行事を身近に感じてもらおうと、遠石八幡宮(遠石2)が毎年この時期に行っている取り組みの一環。
この日は、遠石八幡宮の職員2人が赤鬼・青鬼に扮(ふん)し、金棒を担いで来園。待ち構えた園児約80人が「鬼は外、福は内」と声を上げ、園庭を駆け回りながら豆を投げて鬼退治を行った。
園内では、泣きながらも果敢に豆を投げる子や、落ちた豆を拾い集めて鬼に投げ続ける子などさまざまな子どもの姿が見られた。豆まき後は、園児5人が鬼と力比べを行い、鬼が降参すると歓声が上がった。
「鬼への質問」では、園児たちが「どうして角があるの」「どうして鬼のパンツをはいているの」など質問。「なんで鬼さんは青色なの」という問いに、青鬼は「お父さんお母さんが青色だったからだよ。鬼には赤や青、緑などいろんな色があるけれど、みんな仲良し。人間もいろんな肌の色があるよね。そんなの関係なく、どんどん友達の輪を広げてくれたら鬼さんうれしいな」と答えた。
園児たちは「最初は怖かったけど、鬼さんと相撲できて楽しかった」「また来てほしい」と笑顔を見せていた。
青鬼は「元気いっぱいの園児たちと触れ合えて楽しかった。みんなのパワフルな姿を見て、この地域の未来が明るいと感じた。これからも元気に過ごし、友達を大切にできる子になってほしい」と笑顔を見せていた。