
「笠戸島河津桜まつり2025」のメインフェスタが2月22日、下松市笠戸島の「潮風ガーデン」で開催された。主催は下松市観光協会。
笠戸島では2006(平成18)年に河津桜の植樹が始まり、現在は約500本が植えられている。毎年2月中旬から3月初旬にかけて「河津桜まつり」を開催しており、瀬戸内の海を望む同広場には約100平方メートルの花壇が整備されている。花壇では菜の花が見頃を迎え、訪れた人々が春の景色を楽しんだ。
まつり初日となった22日には、先着300人にぜんざいを振る舞ったほか、下松市公式マスコットキャラクター「くだまる」が登場。おまつり広場では、地元農家による野菜や加工品の販売、キッチンカー14組が出店し、サンドイッチ、ハンバーガー、ジェラートなどを販売した。
当日は寒気の影響で気温が低く、少し雪が舞う場面もあった。訪れた人々は防寒対策を取りながら菜の花を写真に収め、たき火で暖を取りつつ、ぜんざいを味わう姿が見られた。主催者によると、当日の来場者数は約1200人だった。
下松市観光協会の柴田博子さんは「例年なら2月下旬に五分咲きとなるが、今年は寒さの影響で開花が遅れている。現在はまだ咲いておらず、つぼみが膨らんできている状態。見頃は来週末ごろになりそう」と話す。
まつり期間中の3月9日まで、潮風ガーデンでは18時~21時、ライトアップを行う。開花に合わせて夜桜を楽しむことができるほか、期間中は毎日、キッチンカーが出店する。