
周南公立大学の「地域イノベーションセンター プロトタイピングラボ」が4月15日、徳山駅前賑(にぎ)わい交流施設3階「まちなか共創センター」(周南市御幸通2)内にオープンした。
同大学は2024年7月、地域に新たなビジネスやアイデアを生み出す場として「地域イノベーションセンター」を学内に開設した。今回オープンしたラボはその機能の一つで、「アイデアを形に。つくる人をつくる拠点」をコンセプトに、ものづくりやデジタル技術活用を支援する。
施設には、レーザーカッターや3Dプリンター、カッティングマシンなどのデジタル工作機器を備え、子どもから大人まで幅広い世代が自由に利用できる。小・中学生の自由研究や高校生の探究活動の利用を見込むほか、素材やデザインを持参しての制作相談にも応じる。
センター長の赤木真由さんは「エンジニアリングに偏りすぎず、まずはアイデアを形にしてみることを大切にしている。そこからビジネスや社会実装につながる可能性を広げたい」と話す。
学生スタッフとして運営に携わるビジネス戦略学科4年の山根夕陽さんは「小さな子どもだけでなく、大人の方にこそ来てほしい。頭の中にあるイメージが形になる楽しさを、ここで思い出してもらえたら」と呼びかける。
営業時間は10時~17時(火曜・木曜・日曜)。利用無料。予約は会員登録後ホームページで受け付ける。