
日米親善イベント「岩国航空基地フレンドシップデー2025」の前日リハーサルが5月3日、米海兵隊岩国航空基地(岩国市)で行われ、その様子を報道陣に公開した。
海上自衛隊と米海兵隊が共同使用する岩国航空基地を一般に開放し、航空ショーや軍用機の展示、体験ブースなどを行う恒例行事。アメリカンフードや各部隊のオリジナルグッズを販売するブースも並び、昨年は11万人の来場者でにぎわった。リハーサルは「ファミリーデー」として、基地関係者やその家族に公開。また、市民団体「遊びと育ちのインクルーシブ架け橋会」の呼びかけで、障がいのある人とその家族約1,400人が見学した。
4日の本番は、航空ショーを9時~16時に実施する。午前は「チーム・ファストラックス」のパラシュート降下を皮切りに、ウィスキーパパの曲技飛行、米第5空母航空団の航過飛行、海上自衛隊小月航空基地(下関市)の教官たちで編成するアクロバット飛行チーム「ホワイトアローズ」などの演技が行われる。
午後は米海兵空陸任務部隊による作戦デモンストレーションをはじめ、ウィスキーパパ、F-16(太平洋空軍)、陸上自衛隊のラぺリング、救難飛行艇「US-2」と消防車のレース、F/A-18スーパーホーネット、F-2戦闘機、F-35BライトニングIIの飛行展示が予定されている。
同基地報道部は、暑さ対策や歩きやすい服装・靴での来場を呼びかけるとともに、当日の通信混雑に備えたイベントマップの事前ダウンロードを推奨している。
入場時間は7時~14時。入場ゲートでは手荷物検査を行い、成人は写真付き身分証明書(運転免許証またはマイナンバーカードなど)、13歳以上の未成年は学生証かマイナンバーカードの提示が必要。12歳以下は保護者の同伴が求められる。JR岩国駅から基地内への臨時シャトルバスは6時30分~13時に運行し、料金は片道500円(子ども250円)。