「光スポーツ公園」（光市光井）の丘陵にある「あじさい苑」のアジサイが現在、三分咲きになっている。

三分咲きのあじさい苑の様子

　敷地面積約6000平方メートルの同苑には、ガクアジサイ、ローレライ、ベニガク、サクセス、アマチャなど約30種、約1万5000株のアジサイが植えられている。梅雨時期の風物詩として親しまれ、見頃を迎える6月には斜面を彩るアジサイを目当てに大勢の来園者が訪れる。

　6月11日には、家族連れや年配の夫婦などが園内を巡りながらアジサイの様子を眺めていた。下関市から訪れた夫婦は「柳井市のアジサイ園と合わせて毎年巡っている。ここは壁面いっぱいにアジサイが咲いていて見応えがある。咲き進んだらまたドライブがてら来たい」と話す。カメラを手にした女性は「晴れ間を縫って足を運んだが、今年は咲くのが遅いみたい。下から壁面をあおって撮りたかったが、まだ咲いていなかったので、また撮りに来たい」と話していた。

　公園を管理する光市都市政策課の山本健一郎さんは「日曜日から咲き始めて、現在は三分咲き。今週末には五、六分咲きになるのでは。夜はライトアップをしていて園内の雰囲気ががらりと変わるので、昼とはまた違った神秘的な風景を楽しんでもらえれば」と呼びかける。

　ライトアップは21時消灯。6月30日まで。開花状況は市のホームページに掲載する。