
周南ものづくりブランド認定書交付式が7月15日、周南地域地場産業振興センター(周南市鼓海2)で行われた。
同センターが、周南市・下松市・光市・田布施町の事業者を対象に、地域の特色を生かした優れた製品を広く発信しようと2007(平成19)年に始めた認定制度。19回目となる今回、新たに7事業者・7製品が認定され、累計で111事業者・148製品となった。
認定されたのは、パンのようにふんわり、スコーンのようにサクサクとした食感が特徴という焼き菓子「パコーン」(発信キッチン・光市)、地域の伝統製法で作るおはぎや漬物などの「渋川シリーズ」(渋川しぶかわ工房・周南市)、化学農薬等の使用を50%以上抑えた「エコやまぐち農産物」として認証された米を使った加工品「つるの里米シリーズ」(ファームつるの里・周南市)、鹿野高原豚を使った「レトルトカレーシリーズ」(鹿野ファーム ビストロ鹿野農場・周南市)、5種の味をそろえた地域土産「周南ふくどら焼き」(いよや・周南市)、笠戸ひらめの一夜干しを使った「笠戸ひらめラーメン」などの土産品(下松商工会議所・下松市)、オリジナルラッピング用品のオンラインショップ「モノココロ」(キッショウ・田布施町)の7製品。
理事長を務める藤井律子周南市長は「事業者の皆さんが新商品開発に意欲的に取り組まれていることが、制度の継続と発展につながっている。当センターとしても販路開拓や技術支援などを積極的に行っていく」と話す。
ファームつるの里の細野智弘さんは「ブランド認定を励みに、自慢のお米とその加工品を多くの方に知ってもらえたらうれしい。道の駅などで、お土産として手に取っていただける機会が増えれば」と話す。