
クラシックカー展示イベント「岩国カークルージング&モーターショウ」が9月21日、ボートレース徳山(周南市栗屋)駐車場で開かれた。
米軍岩国基地関係者などの有志でつくる実行委員会が、日米親善を目的に企画した。日本車を好む米国人やアメリカ車ファンの日本人が交流する集まりから発展し、2023年に第1回を岩国市で開催した。3回目となる今回、周南市で初開催した。
会場にはアメリカのクラシックカーや日本の旧車を中心に約300台が並び、オーナーが自慢の愛車を披露した。県外ナンバーが多く、東京や沖縄からの参加もあった。
出店ブースには、カーショップ、アメリカ雑貨、キッチンカーなど約50店が並んだ。主催者によると、来場者数は約1万人。展示車を前に写真を撮ったりエンジンルームをのぞき込んだりする姿が目立ち、会場はにぎわいを見せた。
実行委員の久坂美恵さんは「希少な車を大切に守ってきたオーナーが集まるイベントになった。年代物の日本車は中高年層にとって懐かしく、クラシックカーは若い世代には新鮮に映るなど、幅広い世代に楽しんでもらえた」と話す。
イベントの収益は子ども福祉に充てられ、岩国市の子ども食堂などに寄付する。