紙製雑貨やZINE(冊子)の展示販売店「金曜日の et sora(エソラ)」が10月31日、シェアキッチン「cafe terrace(カフェテラス)」(下松市桜町3)内にオープンした。
クリエイターの紙小物やZINEを並べた「金曜日の et sora」の販売スペース
周南市在住でグラフィックデザイナーの沖本道代さんが店主を務める同店。沖本さんはこれまで、クリエーターを紹介するイベント「クリエーターズ ガレージセール」などの企画をしてきた。イベントに加え、クリエーターの作品を紹介する場を設けようと、金曜限定で店舗営業を始めた。
店名の「et sora(エソラ)」は、「絵空事(えそらごと)」から連想し「まだ形にならない思いや空想のような物を、紙を通して形にできたら」との思いを込めたという。
販売スペースには、沖本さんが作成したZINEをはじめ、宇部市のイラストレーター・えんぴつ座さんのポストカード、下松市のイラストレーター・セキサトコさんのZINE、岩国市の「しぶくま活版印刷所」によるカレンダーやメモ帳などを並べる。
沖本さんがこれまで買い集めたというさまざまなZINEを並べた展示スペースは、自由に閲覧できる。店内には紙見本やサンプルもそろえ、沖本さんが印刷物やデザインの相談に対応する。
店内では、定期的にワークショップを開く。初回は11月14日、「みんなでつくる1冊のZINEワークショップ」を開催する。A3用紙を折って切り込みを入れ、8ページの小冊子に仕立てるもので、参加者が各ページにイラストや文字を描き、1冊の作品を完成させる。開催時間は12時~15時。定員6人、参加費1,200円。申し込みは公式インスタグラムのDMで受け付ける。
沖本さんは「紙を通じて、作り手と使い手、作ってみたい人が交わる場所にしたい。紙の手触りや印刷の風合いを通して、魅力を感じてもらえたら」と話す。
時間は金曜=10時~15時30分。