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周南・勝間に食事処「優縁」 古民家を改装、せいろ料理を提供

来店を呼びかける栗林さん

来店を呼びかける栗林さん

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 食事処(どころ)「優縁」(周南市呼坂、TEL 070-9197-7109)が10月27日、JR岩徳線の勝間駅近くにオープンした。

周南の食事処「優縁」 格子戸や欄間の意匠を生かした店内の様子

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 店主は、下松市出身で元作業療法士の栗林優里花さん。小料理屋や居酒屋などで経験を重ね自分の店を持つ夢をかなえたという。居心地のよい温かさを大切にしたいと、かっぽう着姿で接客する。店名には「優しい縁が広がってほしい」という願いを込めた。

 店舗面積は約112平方メートル。席数は縁側のカウンター6席と定員6人の個室など合わせて33席。築65年を超える古民家を約1年かけて改装した。格子戸や欄間の意匠を生かし、しっくいの白壁と木の質感が調和する空間に仕上げたという。テーブルは全て一枚板。改装を手がけた大工は栗林さんの父の知人で、壁のしっくい塗りや一枚板のテーブルを作る作業には栗林さんも携わった。

 メニューは「季節の蒸篭(せいろ)御膳」(1,870円)と「店主の気分定食」(1,650円)の2種類。「蒸篭御膳」は、豚肉と季節の温野菜、自家製豆腐を3段のせいろで提供する。前菜4種には旬の食材を使う。ガス炊きご飯と吸い物をセットする。薬味にはゆずポン酢やゆずこしょうなどを添える。追加でデザートとドリンクのセット(350円)も用意し、ドリンクは、コーヒー、紅茶、オレンジジュースをそろえる。

 栗林さんは「家庭や仕事の役割から離れ、大人が自分の時間をゆっくり過ごせる場所にしたい。1人で静かに過ごすのも、夫婦や友人とおしゃべりを楽しむのもいい。非日常を感じてもらい、ここで過ごしたことでまた明日から頑張ろうと思える場所にしたい」と話す。

 営業時間は11時~15時。水・木曜定休。駐車場14台。予約は電話で受け付ける。小学生以下は入店不可。

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