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光市で「ひかりバナナ」の収穫始まる ふるさと納税返礼品に選定も

吉田さんと収穫期を迎えた「ひかりバナナ」

吉田さんと収穫期を迎えた「ひかりバナナ」

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 NPO「森林の里」(光市塩田、TEL 0820-48-4560)が「ひかりバナナ」の収穫を本格的に開始し9月7日、同施設で直売会が開かれた。

光市の「ふるさと納税」返礼品・「ひかりバナナ」

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 「ひかりバナナ」は、岡山県の農業法人「D&Tファーム」の田中節三さんが開発した「凍結解凍覚醒法」を使い栽培する「もんげーバナナ」と同じグロスミッシェル種。無農薬栽培のため、皮ごと食べられる「奇跡のバナナ」として注目されている。

 同NPO事務局長の吉田正富さんは、義父である田中さんから国産バナナの栽培を勧められて一念発起し、昨年9月、光市・岩田地区の休耕田にビニールハウス12棟を設置。昨年11月、田中さんから提供されたバナナ苗781本を植え付け、就労継続支援施設「森林の里」メンバー約30人と、無農薬・国産バナナの栽培に取り組んできた。地名から「ひかりバナナ」と命名した。

 「ひかりバナナ」は、光市の「ふるさと納税」返礼品としても取り扱いが始まった。ふるさと納税1万円に対して、バナナ5本を箱詰めにして送る。

 デイサービス施設「森林の里」(光市塩田)で行ったこの日の直売会では、「ひかりバナナ」300本と、移動販売車「ア.ターブルのパン工房」が「ひかりバナナ」を使った「バナナパン」20個を10時から販売。正午前に完売した。

 吉田さんは「流通量が少ないため『高級バナナ』として、全国の大手百貨店などで販売を予定しているが、地元でも定期的に直売会を開き、応援してくれている皆さんに提供していきたい」と話す。

 「光市でも、バナナを栽培できると分かったので、新たな雇用を生み出す光市の産業になれば。田舎だからと諦めないで、目の前にある田畑を有効活用し、地方再生につなげたい」とも。

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