「中華そば 紅蘭」(山口県下松市駅南1、TEL 0833-41-0750)のギフトセットが現在、地元民の人気を集めている。
下松市近隣のご当地ラーメンとして人気の牛骨ラーメン。1952(昭和27)年創業の同店の初代店主(現店主・田村啓子さんの祖母)が福岡で食べていた豚骨ラーメンを参考に、新しい味を開発しようと牛骨ベースで試行錯誤を重ね生み出した。KADOKAWA(東京都)が出版する「ラーメンウォーカー」で県内唯一の殿堂入りするなど、地元でも行列ができる店として人気を集めている。
田村さんは「お客さまからの要望も多く、ふるさと納税の返礼品として地元に協力・貢献できればと、昨年7月にギフトセットの販売を始めた」と話す。「ギフト化に当たり、店の味をそのまま届けたいと思い、店で普段提供しているスープをそのまま真空パックしたストレートスープにこだわった」とも。
同セットは、紅蘭のイメージカラーである赤い化粧箱に、真空パックした麺、チャーシュー、スープ4食分を詰める。発売開始から、店頭チラシのみの告知だがうわさが口コミで広まり、注文が多いため受け付けを制限する日もあるという。
「地元を離れた人から懐かしい味と喜ばれることが励みになる」と田村さん。「どうしても店のスープを使うため発送日や数量に限りがあり迷惑を掛けるが、代々続く味を守っていきたい」と意気込む。
価格は4食入り=3,240円(送料別途)。発送日の4日前までにファックス、もしくは店頭で受付。月曜・土曜のみの限定発送。