周南市の徳山保健センター(周南市児玉町1)で1月28日、外国人留学生らと市民が各国料理を通じて国際交流を図る「食文化交流会」が開かれた。
同イベントは、周南市内の国際交流団体やボランティアで組織する周南市国際交流サロン運営委員会が主催。徳山大学などに通う韓国、ベトナム、バングラデシュ、ネパールからの留学生17人が講師としてそれぞれの国の料理を紹介、国際交流に興味を持つ市民ら約40人と一緒に調理を楽しんだ。
作った料理は、韓国ののり巻き「キンパ」、お餅を甘辛く煮込んだ「トッポギ」、バングラデシュの炊き込みご飯「ビリヤニ」、ネパールのカレー「チキングラビー」と「カナ・プラウ」、ベトナムの「バインクォン」「バインセオ」。
ベトナム料理のバインセオは、米粉を水で溶かした生地をフライパンで焼き、クレープ状にしたものにキクラゲと豚肉のミンチを炒めた具材をのせ巻いたもの。料理を作ったチャン ティ ハーさんは「バインセオはベトナムでは朝食でも食べるポピュラーな料理。簡単に作れる料理なので家でも作ってほしい」と呼び掛けた。ベトナム風お好み焼きバインクォンを作った小学生は「留学生の人と話ができて楽しい。初めて作る料理だけど、3回も作ったので上手になった」と満足気に話した。
調理後は参加者全員で会食。会場には各国で「おいしい」や「ありがとう」を意味する言葉を表記した黒板が用意され、互いの料理の感想を話した。ベトナムからの留学生は「韓国料理のトッポギがとてもおいしかった。韓国ではもっと辛いと聞いてびっくりした」と驚いた様子。
会食後は、周南市にまつわる〇×クイズ料理やの紹介や日本の行事「節分」の紹介で鬼が登場、「豆まき」の歌などで国際交流を楽しんだ。