周南市の和光保育園(遠石1)に2月1日、節分を前に赤鬼・青鬼が訪問した。
子どもたちに伝統行事に親しんでもらおうと「遠石八幡宮」(遠石2)が、毎年この時期に開催する同イベント。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、恒例となっている鬼との相撲や記念撮影などの触れ合いは控え、縮小して行われた。
この日は、小雨が降る中、遠石八幡宮の職員が扮(ふん)する赤鬼と青鬼がマスク姿で登場。鬼の姿に鳴き声を上げる子もいたが、園児らは「鬼は外、福は内」と元気よく声を挙げながら豆を投げつけ、鬼退治を行った。
豆まきの後の質問コーナーでは「どうしてトラ柄のパンツをはいているの」「どうして角が生えているの」など質問が飛び出し、赤鬼は「強く見えるよう、牛とトラのイメージを合体させた」と答えた。
最後に鬼は「鬼は強いからコロナに負けないけど、みんなにちゃんとマスクを着けてほしいからこうしてマスクを着けてきた。一緒にコロナをやっつけよう」と呼び掛け、「コロナに負けるな」と掛け声を合わせ、園児と共に豆を投げコロナ退治をした。
今年は園児約85人が参加。昨年は泣いてしまったが今年は泣かずに参加したという園児の一人は「目や鼻の穴やパンツに豆を投げ、やっつけた」と胸を張って答えた。
遠石八幡宮では、今年は新型コロナウイルスの影響を考慮して、豆まき神事、奉射演武、厄除ぜんざいの振る舞いなどは行わず、1月30日・31日・2月2日と分散してくじ引き福豆の授与を行う。開催時間は9時30分~17時ころまで。