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周南・政所に自家焙煎コーヒー店 東京からUターン、地域に根差した店目指す

来店を呼び掛ける酒井さん夫妻

来店を呼び掛ける酒井さん夫妻

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 自家焙煎コーヒー専門店「amillcoffee(アミルコーヒー)」(周南市政所1)が4月28日、周南市政所にオープンした。

新南陽政所郵便局近くにある店舗の外観

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 経営するのは、下松市出身の酒井直樹さん、アンナさん夫妻。酒井さんは大学卒業後、コーヒー豆などを扱う食品卸会社に勤務。コーヒー豆の香りと味を評価するカッピング(テイスティング)を日々経験するうち、コーヒーの魅力に取りつかれた。さらに技術を高めるため、東京・武蔵小山駅近くのコーヒー専門店「AMAMERIA ESPRESSO(アマメリアエスプレッソ)」へ転職。同店で働いていたアンナさんと共にカッピング技術を磨き、数々の大会で優勝や入賞を果たす。

 2019年、結婚を機に独立を決意。地域に根差したコーヒー店を目指したいと地元へUターンした。酒井さんは周南市政所での出店に「生活に必要な店がコンパクトにまとまっている街並みに魅力を感じた」と話す。店舗面積は約15坪。白を基調とした店内には、焙煎(ばいせん)機やエスプレッソマシンを設置。席数は10席。スペシャルティコーヒー豆を販売し、ドリップコーヒーやエスプレッソドリンクなどを提供する。

 同店で扱うコーヒー豆は、華やかな香りと心地よい酸味が楽しめるというエチオピア産「イルガチェフェ ナチュラル」(100グラム=960円)、かんきつのような風味があり、後味にブラウンシュガーのような甘さを感じるコロンビア産「ラ・フォルトゥーナ」(100グラム=930円)、ダークチョコレートのような甘さとコクがある深いりブレンド「アミルブレンド」(100グラム=740円)の3種類。

 ドリンクメニューは、ドリップコーヒー(450円~)、アイスコーヒー(450円)、エアロプレスコーヒー(570円~)、エスプレッソ(420円)、カプチーノ(500円)、カフェラテ(520円)、無添加りんごジュース(470円)など。

 酒井さんは「各農園の皆さんの努力により生豆の品質は上がっており、そのポテンシャルを引き出すのが焙煎士とバリスタの仕事。いろんなコーヒー豆を飲み比べて、新たな発見を楽しんでもらえたら。ゆくゆくは、コーヒーとペアリングが楽しめる焼き菓子なども提供していきたい」と話す。

 営業時間は11時~17時。木曜定休。

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