光市が5月25日、「虹ケ浜海水浴場」(光市虹ケ浜)と「室積海水浴場」(光市室積新開)の開設中止と、「光花火大会」の開催中止を発表した。
今年は7月17日から8月22日までの開設を予定していた両海水浴場。4月中旬から近隣自治体で新型コロナウイルス感染症が急拡大したことを受け、来場者の安全確保のため開設の断念を決めた。昨年に続き2年連続。
公共海岸として海岸への立ち入りは禁止しない一方で、監視員や監視船は配置しない。キャンプ場、海の家、更衣室、シャワー室の設置も見送る。幼児用プールの使用も禁止する。
例年、7月末に開催の「光花火大会」も、虹ケ浜の海を照らす約3000発の花火を一目見ようと県内外から多くの観客や利用客が訪れることが予想されることから中止とした。
同市商工観光課の村上巧さんは「今年こそはと開設の準備を進めていたが、コロナが急拡大してしまい、断念せざるを得なくなった。来年こそ、海で思い切り楽しめるようになれば」と残念がる。
周南市の「長田海水浴場」(周南市長田町)、下松市の「はなぐり海水浴場」(下松市笠戸島)の開設については、現在、検討を進めている。