徳山動物園(周南市徳山)の「夏の夜間開園」が8月12日、始まる。
夏の恒例イベントとして、2000(平成12)年からお盆の時期に開催している同企画。通常17時閉園のところ、4時間延長し21時まで開園する。開催期間は8月12日~14日、21日、28日の計5日間。
夜間開園では、乾燥に弱く、日中は水につかっていることが多いカバが陸上に上がって餌を食べる様子や夜行性のムササビが活発に動き回る様子など、昼間では見ることのできない動物の習性が見学できる。ペンギンの飼育エリアではプールをライトアップし、ペンギンが夕涼みする様子や光に照らされたプールで泳ぐ様子を見ることができる。
同園職員の手島寿夫さんは「ムササビなど夜行性の動物が活発に動き回る様子だけでなく、動物がゆっくりと休んでいる姿も見てほしい。夕涼みもかねて来園してもらえれば」と呼び掛ける。
昨年に続き、新型コロナの感染予防として、3密を避けるため飼育員によるスポットガイドや餌やり体験を中止するほか、マスクの着用や咳(せき)エチケット、手洗いを呼び掛ける。