徳山商工高校商業科の生徒が10月2日、地元企業と共同開発した「長州みそさんふりかけ」を道の駅ソレーネ周南で販売した。

デジタルクリエイト部の生徒がデザインした袋入りのふりかけ

　商品開発のきっかけは昨年、商業科で行われたマーケティングの授業で「みそ好き」という生徒が「地元産みそを使った栄養満点なふりかけ」を提案したことから。周南市にある調味料メーカー「シマヤ」と「井上商店」、「ミヨシノ醤油」（以上、萩市）が協力した。今年に入り、同校のデジタルクリエイト部がふりかけの商品化を引き継ぎ、味の調整や具材の選定、ネーミングやパッケージデザインなど試行を重ね商品として完成。販売にこぎ着けた。

　ふりかけは、粉末に加工したみそをベースに、ゴマや乾燥させた味付けワカメ、鰹節などを加えた。副部長の磯村雪美さんは「みそのしっかりとした味と、ゴマの香り、カリカリとしたワカメの食感がマッチし、ごはんに合ってとてもおいしい」と胸を張る。

　この日、道の駅ソレーネ周南で行われた販売会にはデジタルクリエイト部の部員8人が参加。部員12人それぞれがデザインした袋入り（200円）と瓶入り（580円）のふりかけを販売した。袋入り商品は用意した120袋が即日完売し好調な売れ行きを見せた。

　村田実結さんは「パッケージはメインのみそをどう際立たせるかに苦労したが、完売してうれしい」と話す。