熊毛町商工会が10月25日、「地元のお店を守ろう くまげ応援キャンペーン」を始めた。
新型コロナの影響を受けている地元商店の活性化と、デジタル化への対応が難しい小規模事業者に代わり、ネットでの販売や情報発信を行おうと企画した同キャンペーン。熊毛地区の事業所と観光スポットを紹介するチラシ印刷と期間限定のホームページを立ち上げた。県の小規模事業者応援キャンペーン事業を活用する。各店への取材やホームページ、チラシ製作は、同地区にある出版社「ロゼッタストーン」(周南市八代)が担当した。
キャンペーンサイトでは、熊毛地域の商品のみを扱う初めてのECサイトとして、「オリゴのめぐみ工房フローラ」「鶴声軒本舗」「かすてら工房ばん」「瀬田農園」「三丘文庫・三丘パン研究会」「La Petite mame」「ミシンPit」が菓子やパン、果物(梨)、雑貨などを送料無料で数量限定販売する。そのほか「食べて応援」「利用して応援」として飲食店や小売店、工務店など13店を紹介。画面表示で値引きや無料サービスを受けられるクーポンも用意する。
チラシは、熊毛地区の地図で事業所を紹介するほか、絶景スポットや桜の名所、インスタスポットとして人気を集める「三丘ゆめ広場」などを「くまげ新八景」として紹介。裏面には、「隠れグルメの里」として飲食店や菓子店、パン店などグルメスポット15店を紹介する。A2サイズで4000部を印刷。熊毛地域に新聞折り込みで配布した。
熊毛商工会の品川一朗さんは「熊毛地区は特徴のない地域と思われがちだが、おいしいお店やユニークなお店など偏差値の高い店が集まっている。これを機に熊毛のお店を訪れてほしい」と話す。
キャンペーンは12月22日まで。