周南公立大学(周南市学園台)で4月2日、開学式と入学式が開かれた。
公設民営の私立大学として1971(昭和46)年に創立し、50年間にわたり約1万7000人の卒業生を輩出してきた徳山大学が公立化し、周南公立大学として1期生343人を迎えて行われた両式典。
開学式では、同大学設置者の藤井律子周南市長が開学を宣言。式辞では「知の力こそが、地域の未来を組み立てるパワーとなり、知の拠点である周南公立大学の存在と発展なくしてかなうものではない。大学のある、知性と品格と誇りのあるまちづくりに徹していきたい」と話した。
続いて行われた入学式で高田隆学長は「地域を知り、企業を知り、そして人を知ることで、地域に関心を持ち、地域の一員として地域の活性化に関わってほしい。全ての成功の始まりは夢をもつことから始まる。そして夢をもったなら、理想とするゴールに向かって計画を立てて実行し、成功を手にしてほしい」とエールを送った。
新入生代表の経済学部現代経済学科・田原有郷さんは「大学の特色でもある周南圏域との関係性を重視したカリキュラムなどで自らを高め、地域の発展に貢献していく喜びことをかみしめ、学生各自が主体的に考え、充実した学生生活を送ることを誓います」と決意を述べた。
入学式を終えたキャンパスでは、新しい校章が掲げられた入学記念ボードの前で写真を撮る様子や、在校生がチラシを配りながら部活・サークルへの勧誘する様子が見られた。