「2022全日本スーパーフォーミュラ選手権」に参戦するレーシングチーム「P.MU/CERUMO・INGING(ピーエムユー セルモインギング)」(周南市南浦山町2)の体制発表会が4月3日、車サービス複合施設「Felix88」(下松市望町4)で行われた。
全日本スーパーフォーミュラ選手権は、最高時速300キロを超える国内最高峰のフォーミュラカーレース。トヨタカローラ山口を母体とする同レーシングチームは、2006(平成18)年に同選手権の前身でフォーミュラ・ニッポンへの参戦以来、2015(平成27)年から3年連続でドライバーズチャンピオンを輩出。2016(平成28)年と2017(平成29)年には念願のチームタイトルを獲得している。
昨シーズンは、チームのエースナンバーを譲り受けた坪井翔選手とルーキー・阪口晴南選手の新体制で臨んだが、阪口選手が表彰台を2回獲得したもののチームとして1勝もなく終わり、今シーズンの巻き返しを狙う。
ファンやスポンサーら約50人が見守る中で行われた体制発表会には、立川祐路監督とチームアドバイザーの石浦宏明氏、坪井選手と阪口選手ら4人が出席した。
坪井選手は「一昨年は2勝できたが、昨年は1勝もできず悔しい思いをした。今年はチーム全体で、1からやり直そうと強化してきたこともあり、テストでは良い結果が出ている。今年こそは、チャンピオンを目指して頑張りたい」と意気込む。
阪口選手は「エンジニアともかみ合っており、手応えを感じている。まずはポールポジションと1勝を目指す」と意欲を見せた。
4月9日の開幕戦、10日の第2戦(富士スピードウェイ)を皮切りに、全7大会10戦で行われる。