光市塩田に3月16日、雑炊専門店「森の・ぞうすいやさん」(光市塩田、TEL 0820-50-4130)がオープンした。
店主は、山口市阿東から夫婦で移住してきた米澤賢一さん。米澤さんの母が32年間営業を続ける「ぞうすい専門店 純味(じゅんみ)」(山口市阿東篠目)の姉妹店としてオープンした。
光市への移住は、同市が作る人口定住促進プロモーションビデオ「ひかりのまち」がきっかけという。「映像を見て、瀬戸内の温暖な気候と海と山が近い環境の良さに引かれた」と米澤さん。空き家情報バンク制度を活用し見つけた民家を改装し、1階を店舗、2階を住居スペースとして利用する。最後の決め手は「雑炊づくりに欠かせないおいしい井戸水だった」とも。
席数はテーブル16席、カウンター6席、座敷6席の計28席。店内は、白い壁に格子戸と床に木の温かみを感じさせる和モダンな雰囲気を演出する。
メニューは、カニ爪が18本入る「スペシャルカニぞうすい」(3,080円)、カニ爪や有頭エビ、アサリ、ムール貝などが入る「よくばりぞうすい」(1,640円)、餅や牛肉、山菜が入る「力ぞうすい」、「豚キムチぞうすい」、「鮭(さけ)と牛肉ぞうすい」(以上980円)、「ニラぞうすい」「玉子ぞうすい」(以上730円)など季節限定メニューを含む20種類。6月からは夏季メニューとして「冷やしぞうすい」「トマトぞうすいリゾット風」「豆乳ぞうすいリゾット風」(以上980円)などを用意する。
「阿東の店のように、お年寄りから子どもまで世代を超えて、長く愛される店を目指していきたい」と笑顔を見せる米澤さん。「光ならでは食材を使った新しいメニューも開発していきたい」とも。
営業時間は11時~18時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。水曜、第2火曜定休。