下松市笠戸島の住民や市内幼稚園に通う園児が9月30日、同島県道沿いにある広場「潮風ガーデン」で菜の花の種まきを行った。
下松市観光協会が企画する「花のロードプロジェクト」の一環。同所での種まきは2020年に始まり、広場にある100平方メートルの花壇では、春は菜の花、夏はヒマワリが、それぞれ開花し、市民や観光客を楽しませてきた。
この日は、笠戸島の住民と下松慈光幼稚園の園児や下松商工会議所青年部、観光協会職員など約80人が参加。園児は花壇に一列に並び、指で土に穴を開け2、3粒の菜の花の種を植え込んだ。
同日は、下松商工会議所青年部が創立40周年を記念して設置した観光案内看板も披露。看板は約2メートル四方で、「ひらめパーク笠戸島」や「はなぐり海水浴場」などのイラストや写真を添えて14カ所の観光スポットを紹介している。
同青年部の河本寛之会長は「遠くから訪れた人も笠戸島の名所を知って、いろいろな場所に足を運んでもらえれば」と話す。
観光協会の柴田博子さんは「菜の花の開花時期には一緒に河津桜も楽しめる。海と菜の花、桜を一度に眺められる場所は県内でもあまりないと思うので、ぜひ訪れてほしい」と呼びかける。
菜の花の開花は、来年の1月下旬から3月中旬を見込む。