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周南でオリンピック4連覇の伊調馨選手を招いたジュニアレスリング教室

アドバイスを送る伊調馨選手

アドバイスを送る伊調馨選手

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 オリンピック4連覇を果たした伊調馨選手を招いたジュニアレスリング教室が11月27日、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター(周南市徳山)で開かれた。

全国大会三連覇の小学6年生柴田さくらこ選手とのスパーリング

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 レスリングの楽しさを伝えるとともに競技力向上と競技人口の拡大を目的に、山口県と周南市のレスリング協会が主催したイベント。オリンピックの2004年アテネ大会から2016年リオ大会まで4大会連続で金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞した伊調選手を講師に迎え、レスリング教室と未経験者を対象とした体験会(28日)を開催した。

 レスリング教室には、県内のジュニアレスリングクラブに所属する幼年、小・中・高校生約80人が参加。練習を前に伊調選手から「タックルは目線を倒す方向へ向け、2回蹴って前に出ることが大切。小さいうちに身につけることで強くなれる」と指導を受け、子どもたちはペアを組み、タックルを練習。その様子を見た伊調選手からは「足がマットに擦れる音がする。足を浮かすことで、さらにスピードアップできる」とアドバイスを受けた。スパーリング練習では、子どもたちは積極的に伊調選手に対戦を求め、必死に足を取ろうと食らいつく様子を見せた。

 練習を終え行われた質問コーナーで、レスリングの楽しさについて伊調選手は「やればやるほど難しいところ。いまだに分からないことや、できないことがたくさんある。身長が高い、パワーが強い、スピードが早いなど、いろんな選手がいるから面白く、その選手全員に勝てるように自分も練習を続けている」と笑顔で話す。

 全国大会で三連覇を果たした小学6年生の柴田さくらこ選手は「憧れの選手とスパーリングできてとてもうれしい。いろいろ質問もできたので、自分の練習に生かしてこれからも強くなりたい」と話した。

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