周南公立大学で12月23日、新校舎新築工事の安全祈願祭が行われた。
2024年度に、経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科、看護学科、福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科の設置を目指す同大学。新校舎は主に県東部初となる4年制大学の看護学科が使い、看護師、保健師の育成を行う。吹き抜けのある1・2階は、市民もセミナーなどで活用できる多目的交流ホール、コミュニケーションスペースを用意する。
新校舎は、大学正門正面の1~3号館を解体したスペースに建てる。建築面積は1839平方メートル、鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)の地上5階建て。大成建設・三和建設・あい設計共同企業体が施工する。
安全祈願祭には、市や大学、施工関係者ら約30人が出席。施主の藤井律子周南市長と周南公立大学高田隆学長がくわ入れを行った。
藤井市長は「新校舎は大学のシンボルであり、誇りとなる建物になる。1階2階には市民も活用できる明るく開放的なスペースも設けられ、『知の拠点』にふさわしい地域に開かれた学びの場が整うこととなる」と話す。高田学長は「完成後には、周南市、山口県へ元気を発信する場所として皆さまの期待に応えていきたい」と意気込む。
新校舎は2024年1月の完成を予定する。