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徳山動物園でコツメカワウソ3匹誕生 13年ぶりに繁殖、順調に育つ

コツメカワウソの赤ちゃん生後20日目(周南市徳山動物園撮影)

コツメカワウソの赤ちゃん生後20日目(周南市徳山動物園撮影)

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 徳山動物園(周南市徳山、TEL 0834-22-8640)で12月22日、コツメカワウソの赤ちゃんが3匹誕生したと発表した。

コツメカワウソ生後12日目の様子(周南市徳山動物園撮影)

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 同園によると、コツメカワウソはイタチ科でカワウソ類の中では最も体が小さく、インドから中国南部、東南アジアなどに広く分布しているという。同園では2001(平成13)年に飼育を始め、3匹の誕生により現在は8匹のコツメカワウソを育てている。繁殖数は、今回の出産で13匹目となる。

 1日に、雌のコトと雄のササメの間に生まれた3匹。生後12日目の体長は約20センチで体重はそれぞれ165グラム、201グラム、205グラムで、20日目には体長約25センチ、体重は258グラム、283グラム、295グラムに成長した。同園の大内珠里さんは「出産直後はコトを刺激しないよう注意を払って赤ちゃんにも触らず、12日目に初めて体重を量った。触った際は大きく感じ、現在もすくすくと順調に育っている。繁殖という形でコツメカワウソの命を受け継ぐことができた。このまま元気に成長してほしい」と話す。

 現在コトは屋内で子育てをしており、屋外展示場ではササメの姿が見られる。大内さんは「コツメカワウソは雌雄で子育てを行うが、ササメはコトが大好きで激しくじゃれてしまうので考慮して別居させている。コトは通常の2割増しで餌を食べ、3匹に母乳をあげて毛繕いするなど一生懸命子育てしている様子」と話す。

 赤ちゃんの一般公開は来年春ごろを予定している。

 開園時間は9時~16時30分。火曜休園。年末年始の休園日は29~31日、1月5日。入園料は、大人=600円、学生=300円。

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