徳山高校の生徒が1月10日、JR徳山駅で乗車マナー啓発ポスター掲示や構内、車内アナウンスを行った。
JR西日本徳山列車区が、利用者目線でマナー啓発を行おうと同高校に協力を依頼。昨年7月、有志生徒と共に「とくやマナープロジェクト」を発足した。現在は17人の生徒が参加。車掌体験などを通じ、利用者が安心、快適に乗車できるようアイディアを出し合い、乗車マナーを啓発する構内用ポスターと中づりポスターを作製するほか、構内や車内で放送するアナウンスを録音した。
構内用ポスターのイラストは、同高校1年生の貞末陽詩さんと原田菜歩さんが作成を担当し、1カ月かけて完成させた。2人は「列車内の風景をパズルに見立て、『良いマナー』のピースをはめることをイメージした。みんなが思いやりを持って列車を利用できるよう意識してもらえれば」と話す。
この日は、構内にポスターを掲示。生徒11人が参加し、構内放送や車内放送体験を行った。車内美化、座席の座り方についてなど5種類のアナウンスで利用者に呼びかけた。
同社の後藤亜希子さんは「今後も活動を続けていき、現在のメンバーが先輩として春から入学する新入生にも列車のマナーを教えていってもらえれば」と話す。
録音したアナウンスは、JR山陽本線と岩徳線の一部駅や列車内で放送する。