下松デンタルアカデミー専門学校(下松市東柳1、TEL 0833-48-8806)が3月12日、初めての卒業式を行った。
三宅学園(広島県海田町)が2020年に歯科衛生士養成を目的に開校した同校。歯科衛生士になるための基礎知識や臨床実習、社会人としてのマナーなどを3年にわたり学んできた1期生21人が、同校初めての卒業式を迎えた。
卒業式には、卒業生や保護者、國井益雄下松市長ら来賓、学校関係者など60人が出席。三宅雄次郎理事長は「開校初年度に入学した皆さんは3年間、困難も多かったが学習や行事、地域でのボランティア活動など、充実した学校生活を過ごし、後輩たちのお手本となる大きな成果を残してくれた。これから社会人として自立していくが、皆さんには無限の可能性がある。しっかりと前を見据え、自分が選んだ道を堂々と歩いて行ってほしい」とエールを送った。
卒業生代表の鶴田彩笑さんは「友達や先生、地域の皆さん、多くの方に支えられて過ごした3年間だった。この学校では技術と知識だけでなく、患者さんから信頼されることの大切さも学んだ。頼りになる歯科衛生士になりたい」と話す。
卒業生21人は、3月5日に受験した国家試験の結果を受け、歯科衛生士として新たな一歩を踏み出す。