SGレース「第33回グランドチャンピオン」が6月20日から6日間、「ボートレース徳山」(周南市栗屋)で開催される。
ボートレースの競走格付けで最高位に当たるSG(スペシャルグレード)レース。グランドチャンピオンは「SGの中のSG」とも呼ばれ、前回優勝者やSGレースの成績上位選手のみが出場できる大会で、周南では5年ぶり2回目の開催となる。大会連覇を狙う池田浩二選手、先月行われたSGレース「オールスター」を制した石野貴之選手、地元山口支部から寺田祥選手など52人が出場し、優勝賞金3,400万円を目指し競う。期間中、来場者は3万人を見込み、130億円の売り上げを目標とする。
初日となる20日は、9時20分ごろからオープニングセレモニーを行うほか、10時5分ごろから2020年に引退した今村豊さんによるメモリアルランを行う。今村さんは現役時代、山口支部に所属し、39年間でSGレース7勝、通算優勝142勝を挙げたレジェンドレーサーで、2021年に新設された「ボートレース殿堂入りレーサー」の第1号に認定されている。
会期中、東スタンド特設会場ではゲストを招きステージイベントを開催する。出演者は、小島よしおさん(20日)、ダイノジ(21日)、浅香唯さん(22日)、トム・ブラウンさん(23日)、ゆうちゃみさん(24日)、皇治さん、山之内すずさん(以上、25日)。24日・25日は芝生広場で、「グラチャンフェスティバル」としてマルシェやアトラクションイベントなども開催する。
「競艇ファンの皆さんには、全国屈指のトップレーサーによる水上の熱いバトルはもちろん、今村さんメモリアルランも見どころのひとつ」とボートレース徳山競艇事業課の中村勇貴さん。同課の吉木貴文さんは「コロナ禍を経て、初めての大規模レースとなる。友達同士、家族連れで、迫力ある最高峰のレースと豪華ゲストによるステージを楽しんでほしい」と呼びかける。
開門は、初日=8時45分、2日目以降は9時30分。25日まで。