下松市観光協会が6月16日、笠戸島の県道173号沿いにある広場「潮風ガーデン」で幼稚園児や市民とヒマワリの種まきを行った。
同観光協会は、新たな観光スポットの開発とシビックプライドの醸成につなげようと2020年から「花のロードプロジェクト」を開始。瀬戸内の海が見える同広場には約100平方メートルの花壇を整備し、年に2回、菜の花とヒマワリの花植え作業を行っている。春には河津桜と菜の花が、夏にはヒマワリが、それぞれ咲き、市民や観光客が撮影に訪れるようになった。
この日は、末光幼稚園、下松商工会議所青年部、観光協会職員など約90人が参加し、ヒマワリの種約2000粒を植えた。約50人の園児が2列に並び、指で開けた穴にヒマワリの種を1粒ずつ植え込んだ。気温25℃を超える夏日の中作業を終えた園児は、額に汗をにじませ「楽しかった。(同広場の)ヒマワリが咲いたところを見たことがないから、咲いたら見に来たい」と開花を心待ちにしていた。
同協会の柴田博子さんは「年々プロジェクトはグレードアップし、昨年は夜間にライトアップをした。今年も開花時期に合わせてライトアップし、キッチンカーも出店する予定。一過性のイベントとせず継続していき、子どもたちの思い出になる場所にしたい」と話す。
ヒマワリの開花は7月下旬~8月中旬を見込む。