中学校の生徒と未就園児の触れ合い体験「赤ちゃんと学校へ行こう!」が6月19日、住吉中学校(周南市住吉町1)で開催された。
主催は、地域住民で構成するボランティア団体「すみよし応援し隊」と同中学校。地域住民が取り組むプロジェクト「つながる今宿夢プラン」の一環として2017(平成29)年から続く同イベント。中学生に、赤ちゃんとの触れ合いを通して命の大切さや思いやりの心を育んでもらおうと開催している。
コロナ禍を経て3年ぶりの開催となったこの日は同中学の2年生約50人、0歳~3歳の子ども約20人とその保護者が参加した。赤ちゃんとのふれあい体験は、買い物ごっこ遊びや折り紙遊び、お絵かき、釣りのブースなどに分かれて行われた。最初は子どもの相手に戸惑いの表情を見せた生徒も徐々に打ち解け1時間程度、触れ合いを楽しんだ。
同中学生徒の中辻純子さんは「ずっとこの日を楽しみに、赤ちゃんとの触れ合いについて話し合いをしたり抱っこの練習をしたりして準備した。今日は来ている赤ちゃんが笑顔を見せてくれて、私たちも笑顔になって元気をもらった。来年もできたらうれしい」と話す。
生後10カ月の息子と参加した山本さんは「赤ちゃんなりに中学生とコミュニケーションを取れたらと参加した。子どもは最初キョロキョロ周りを見ていたが、慣れてきて楽しんでいた様子だった」と話す。
すみよし応援し隊代表戸倉ひとみさんは「今回からパパの参加も増えてうれしい。中学生が赤ちゃんと触れ合うことで学びにつながれば。地域の皆さんにも、学校に親近感を持ってもらえるよう今後も継続していきたい」と話す。