
下松駅南口の「お好み焼きパクチャン」(山口県下松市東豊井、TEL 0833-41-1728)が8月9日、創業60周年を迎えた。
現店主は竹本栄二さんの父で、故・栄さんが立ち上げた関西風お好み焼き店。関西のお好み焼き店で調理を学んだ栄さんが、1963(昭和38)年8月9日に開業した。以来、長年にわたり近隣住民や工場に勤める人々に親しまれてきた。
店名の由来について栄二さんは「オープン日が8月9日(パク)だったことと、お好み焼きがおいしくてパクパク食べられることとに掛け、当時お好み焼き店に多かった『ちゃん』を付けたと聞いている」と話す。創業当初はテーブル2卓のみで、天ぷらなどの総菜も販売していたという。柳井市や市内のショッピングモールなどに出店していたこともあるが、現在は本店のみ。
現在は栄二さん夫婦と長男の将也さんを中心に運営。店舗面積は20坪。席数は、テーブル席と座敷席合わせて38席(10卓)。卓上にある鉄板で店員が焼くスタイルでお好み焼きを提供する。
お好み焼きは、肉玉子入、いか玉子入、えび玉子入(以上、750円)、スペシャル、シーフード(以上、890円)などの定番メニューのほか、つぶつぶコーンマヨネーズ焼、めんたいこマヨネーズ焼、スペシャルとろ~りチーズ焼(以上、1,020円)、スペシャルネギかけマヨネーズ焼、ピリッと韓国風キムチ焼(以上、1,040円)などを用意する。そば、またはうどん入りをプラス120円で提供する。
来店者の約3割が注文するというのが焼きそば(740円、大盛=860円)。焼きそばは、デラックス(960円)、月見焼そば(890円)、海鮮塩ダレ焼きそば(860円)、オムそば(870円)、明太子(めんたいこ)オムそば(990円)もラインアップする。
「お客さまに支えられて60年。これからも焼き方、だしにこだわり、味を守っていきたい」と栄二さん。3代目となる将也さんは「常連さんも多く、この店を70年、80年、100年と続けていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時~15時、17時~21時。火曜定休。