食品加工会社「大兵食品」(周南市晴海町4)が8月23日、周南市特産のハモ「周防はも」を使った新商品の試食会を周南市役所で行い、藤井律子周南市長らに振る舞った。
大兵食品は、漁師でもある原将明社長が2021年に立ち上げた食品加工会社。「周南ブランド」に指定されている「周南はも」「周南タコ」などを加工・販売している。今年3月には自社工場を新設した。
試食会では、「周防ハモ」のフライを挟んだホットドッグ「周南dog(ドッグ)」とサンドイッチ「周南sand(サンド)」の新商品を藤井律子周南市長らに振る舞った。
会場ではこのほか、商品化を目指しているという担々麺風冷やしうどん「ハモたんうどん」を披露。具材には、加工時の切れ端などハモのミンチを使った肉ミソと湯引きを使う。
藤井市長は「周南ドッグはハモカツと大葉の相性がよくおいしい。サンドイッチのタルタルソースもハモカツと合っている」と話す。
大兵食品の原将明社長は「ハモは、湯引きなど高級料理のイメージがあると思うが、フライにすることで子どもたちにも親しみやすくなるのでは。学校の給食で食べてもらうことで、認知も広がっていくと思う。地元の人に周南ハモを知ってもらうきっかけにしたい」と話す。
「周南dog」「周南sand」(以上、500円)は毎月第3日曜、山陽自動車道下松サービスエリアで販売するほか、9月23・24日開催の「徳山駅前ビアフェスティバルin青空公園」など地域イベントで販売する。秋以降は、学校給食やこども食堂への提供も予定している。