東陽小学校(下松市東陽4)で1月19日、下松市にちなんだ給食を提供する「まるごと!下松給食の日」が行われた。
メニューは笠戸ひらめフライ、降松(くだまつ)あえ、七星汁など
地産地消を推進し子どもたちの郷土愛を育もうと、2010年度から毎年、下松市内の小中学校で行っている同企画。19日に小学校7校で、25日に中学校3校で全ての料理に地域食材を使った給食を提供する。
東陽小学校では、この日の給食に使ったキノコを栽培している「トクリン」(下松市大藤谷)社長の近藤準さんが、3年生児童26人に食育授業「知っちょる?きのこづくりのヒミツ」を行った。ポットを使った菌床栽培の方法やおいしいキノコを育てる工夫などを紹介し、「キノコが苦手な人も、頑張って作ったキノコをおいしく食べてほしい」と話した。
給食には、「笠戸ひらめフライ」、市内のホウレンソウとモヤシを和えた笠戸島産のレモンがかおる「降松(くだまつ)あえ」、トクリンのシイタケをはじめ、市内産の白菜、ニンジン、大根、山口県産の鶏肉、豆腐、ネギを使ったみそ汁「七星汁」、下松市・米川産コシヒカリのごはんが提供された。教室では、近藤さん、國井益雄下松市長、玉川良雄教育長も加わり、児童と談笑しながら給食を味わった。
児童たちは「ヒラメのフライがおいしかった。シイタケは苦手だが頑張って食べた」「みそ汁に入ったシイタケがプニプニしてておいしかった」などと話し、笑顔を見せていた。