「里山オープンガーデン」が4月1日、始まる。主催は、街並みに雑木を植え、ベンチを設置するなど環境整備活動を続けてきた地域おこしグループ「鹿野の風プロジェクト」。
約350種の貴重な山野草が咲く「山野草のエキ」(写真提供=「鹿野の風」プロジェクト)
鹿野にある魅力的な庭や森を多くの人に楽しんでもらおうと2020年から始まった同イベントは今回で5度目。期間中、周南市鹿野地域の飲食店や個人宅の庭園を一般公開する。
中国自動車道「鹿野IC」近くの山野草園「山野草のエキ」(周南市鹿野上)では、シャクナゲやカタクリなど約350種類の山野草を公開する。
オープンガーデン会場は、総合案内の「カフェマルタ」(周南市大潮)、「カフェ畦道」「カフェレストたぬき」、「Garden Cafe 911」跡にオープンする「K BASE」の飲食店4店、個人宅約11軒、「六庭園 漢陽寺」「二所山田神社」など計22カ所。各所には目印となる黄色い旗を立て、地元特産品などを販売する「ふる里マルシェかの」(周南市鹿野上)、「カフェマルタ」ではガイドブック販売を行う。
今回から新たな試みとして、約10カ所の庭先ではピアノやオカリナ、ギターなどの演奏会「木漏れ日コンサート」を開催する。
同グループ代表でカフェマルタ店主の福田清治さんは「春は鹿野が一番輝く季節。里山の非日常的な風景とホッと一息つける時間を感じてもらいたい。鹿野に行ってみたい、関わってみたい、住んでみたいと思ってもらえるような、里山を生かした地域づくりに取り組んでいきたい」と話す。
開催時間は10時~16時(場所により異なる)。5月31日まで。