新南陽・徳山・下松・光の4商工会議所で組織する周南地域商工会議所が現在、「産業観光ツアー 夏休み親子教室」の参加者を募集している。
全国有数の石油化学コンビナート地帯で、化学をはじめ、鉄鋼、エネルギー、鉄道車両製造、食品などさまざまな業種の工場が立地する周南地域の工場群を地域資源として活用し、観光振興や地域活性化につなげようと2005年から毎年開催している同ツアー。「夏休み親子教室」のほか、秋には一般向けツアーを開催している。
7月21日から始まる「夏休み親子教室」の対象は、小学校4年~中学校3年で児童・学生とその保護者。あらかじめ設定された複数の工場や施設を見学する。
ツアーのコースは全16コース。水素エネルギーや港の施設などテーマ性を持ったコース、豆腐やみそ作り、紙すきなどワークショップを行う体験コースなどを用意する。見学する企業・団体は、東ソー、トクヤマ、出光興産、JXTGエネルギーなどの石油・化学工場をはじめ、日新製鋼、新日鉄住金ステンレス、日立製作所、食品工場のシマヤやカンロなど計36施設。
周南市・下松市・光市3市がサッカーJ2リーグ所属「レノファ山口FC」のホームタウンに承認されたことを記念したザスパクサツ群馬戦の観戦と維新百年記念公園陸上競技場(山口市)スタジアム裏側見学が付いた応援ツアーも今回から新設した。
新南陽商工会議所の片山恵子さんは「夏休みの自主研究として、みそ作りや豆腐づくりなど普段家では経験できない体験コースが人気。親子で楽しみながら学習してほしい」と参加を呼び掛ける。
定員は各コース10組20人(レノファ山口応援ツアーのみ20組40人)。参加費は2500円~7700円(昼食代含む)。子ども1人につき保護者1人のペアで申し込む。申し込み締め切りは6月30日(当日消印有効)。