萩市須佐と周南市の特産品であるイカとタコをPRするイベント「いか・たこ祭り」が8月9日、道の駅「ソレーネ周南」(周南市戸田3)で開催された。
周南市と同市の友好都市である萩市の漁村地域活性化と、「須佐男命いか」と「周南たこ」のブランド推進を目的に企画した同イベント。「須佐男命いか」は須佐沖で採れるケンサキイカで、地名の由来とされる「須佐之男命(スサノオノミコト)」の伝説にちなんで名付けられた。「周南たこ」は徳山湾沿海で採れるマダコで、2012(平成24)年に「しゅうなんブランド」に認定された。
この日は、「須佐男命いか」と「周南たこ」それぞれ20キロ用意し、来場者にイカ刺しとタコ刺し300人分を振る舞ったほか、活イカやゆでダコの販売も行った。同市内外から約500人が来場し、30分足らずで完売した。
会場では、水槽を使った活イカとタコの触れ合い体験が行われ、子どもたちはタコの吸盤が指に吸い付く感覚に驚きながら歓声を上げていた。
防府市から子連れで参加した母親は「息子は海の生き物が大好きで、昨日からワクワクしながら今日を楽しみにしてきた。タコ飯を先日初めて食べたので、今回はイカにも挑戦してみたい」と話していた。
交流室では、「しゅうなんおさかな大使」を務めるお笑い芸人「いかちゃん」のライブを行い、イカとタコが登場する新ネタに会場は笑いに包まれた。このほか、水槽の活イカとタコを贈呈するじゃんけん大会も行われ、盛り上がりを見せた。