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周南・須金の果樹園で能登地震の復興支援ジャズライブと報告会

同園で昨年に開かれたライブの様子(写真提供=かいたファーム)

同園で昨年に開かれたライブの様子(写真提供=かいたファーム)

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 能登半島地震の復興支援チャリティーライブと報告会「能登の現状を聞く会」が10月5日、果樹園「かいたファーム」(周南市須金)で開催される。主催は同園。

来場を呼びかける海田さん

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 1月に発生した能登半島地震の被災地支援としてチャリティーライブを企画したのは園主の妻・海田春水さん。報告会には写真家で防災士の村山嘉昭さんを招き、能登半島の現状やこれまでの活動について話してもらう。

 村山さんは、東日本大震災や熊本地震の取材やボランティア活動に従事。能登半島地震では、発生4日後から現地入りし、被災状況の発信やがれきの撤去、物資の調達などの支援を行ってきた。会場では、村山さんが撮影した現地の景色と倒壊した家屋の様子などを展示する。

 チャリティーライブには、札幌市を拠点に活動するジャズシンガーの黒岩静枝さんを招く。同ファーム内に設置したアップライトピアノ「森のピアノ」を使い、ベーシストの大畑満治さん、ピアニストの鳥岡香里さん、ドラマーの佐々木慶一さんと共演してもらう。

 当日は、能登の特産品を販売。コーヒー豆、海藻類、ガラス細工などを用意する。地元の飲食店も出店。「fu do ku kan bamboo(フウドクウカンバンブー)」がカレーを提供するほか、「三角屋」の弁当、「百日紅(ひゃくじつこう)」のスイーツ、同園のブドウを販売する。

 海田さんは「友人の実家が能登で酪農を営んでおり、甚大な被害を受けたが、村上さんの発信で過酷な現状を知ることができた。もっと多くの人に関心を持ってもらいたいと開催を決めた。先日の土砂災害では多くの人が被災したと聞く。現地の皆さんのために、少しでも支援の輪が広がるよう一緒に考える機会になれば」と話す。

 当日は募金箱を設置。イベントの収益の一部は村山さんの活動費や復興支援に充てる。

 報告会の開催時間は、10時30分~12時30分、参加費=500円。チャリティーライブは14時開演。チケットの価格は、大人=5,500円、25歳以下=2,500円。前売りは500円引きで、同園の店頭や「かいたファーム」の通販サイトで受け付ける。

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