ライトアップイベント「かの’n(ん)こと清流Fes.」が11月8日~17日、周南市鹿野上の「漢陽寺」と清流通り周辺で初開催される。主催は地元有志で組織する「かの’nことプロジェクト」。
鹿野地区の冬の風物詩として1992(平成4)年から昨年まで続いていた「かの冬花火・銀嶺の舞」に替わるイベントとして、地域観光を盛り上げようと企画した。期間中、漢陽寺境内でプロジェクションマッピング投影を行うほか、清流通りの樹木や水車小屋などをライトアップする。
テーマは「光の静寂・庭園モダニズム」。漢陽寺では、庭園「曲水の庭」と「地蔵床の庭」の砂紋に水の波紋映像を映し出し、壁面にも幻想的な映像を映す。「潮音洞」「蓬莱山池庭」「九山八海の庭」「曹源一滴の庭」では紅葉をライトアップし、夜の庭園を彩る。
清流通りは一部を歩行者天国にし、街路樹、水車小屋、遊水池をライトアップするほか、ポケットパークや駐車場に飲食ブースを設置。地元飲食店やキッチンカーが出店し、特産品を使ったホットドッグやクレープ、「じねんじょたこ焼き」、ぜんざいなどを販売する。
同プロジェクト会長の渡辺明彦さんは「昼間とは違った幻想的な紅葉と庭園の風景を楽しんでほしい。秋の味覚も一緒に味わってもらえたら」と話す。
飲食コーナー設置=10時~20時、プロジェクションマッピング投影=17時30分~20時30分。チケットは、前売り=1,000円、当日=1,500円、小学生以下無料。周南観光コンベンション協会とソーシャルチケットサービス「ライブポケットチケット」で事前販売する。