アートイベント「むろづみアートFES」が11月2日、普賢寺(光市室積8)と海商通りで開催される。
主催は、障害者アートの支援活動を行う「七福アート」と室積地区の活性化、移住支援に取り組む企業組合「むろづみ空想計画舎」。同イベントは昨年11月に「アートをかんじて、アートをつくり、アートであそぶ」をテーマに初開催した。2回目となる今年は、普賢寺をメイン会場に、障害者が創作したアクリル画や油絵、水彩画など「パラアート」作品を展示するほか、映画上映やワークショップ、マルシェなどを展開する。
作品展示は、普賢寺の境内と庭園「雪舟庭」、雑貨・総菜店「木村家」(室積7)、元原田写真館跡の「喫茶はらだ」(室積3)、「室積OUCHI」(室積3)で行う。出展は、周南市内の障害者支援施設「つくし園・アトリエプレール」や生活介護事業所「デイサービスセンター けあぽーと きゃんぱす」の利用者、「七福アート」登録作家。
普賢寺本堂では、映画「日日芸術」を上映する。俳優・富田望生が不思議なメガネを手に「アートの世界」を旅する姿を描いたロードムービー作品。上映は10時と16時からの2回で、定員は各回30人。事前予約制。参加料は、大人=1,000円、小中学生・障害者=500円。上映後は、伊勢朋矢監督と東京工芸大学名誉教授の福島治さんによるトークショー(12時~)を行う。予約は同イベント公式サイトで受け付ける。
ワークショップは境内で、ペイントアート(トートバッグ=1,000円・サコッシュ=700円)、ポストカードづくり(1枚=300円)、地元大工による木工体験などを開く。「七福アート」作家の櫻井一城さん(11時~)と山内崇敬さん(13時30分~)によるライブペイントも行う。
同日、複合施設「室積市場ん」ではマルシェも同時開催する。地元の飲食店や雑貨店が出店し、「海商館」では室積の古写真展示やソフトクリーム販売も行う。
七福代表理事の松村瞳さんは「福祉と地域の間にある境界線を溶かし、自然に混ざり合う時間にしたい。障害のある人の表現を生で見ていただけたら」と呼びかける。むろづみ空想計画舎の山本統さんは「地域全体が美術館になる日。子どもたちにもアートに触れ、楽しんでもらいたい」と話す。
開催時間は10時~16時。