古民家カフェ「mama relief(ママレリーフ)」が11月21日、田布施町麻里府のシェアキッチン「マリフテラス」にオープンした。
田布施町の古民家カフェ「mama relief」が提供する「お魚プレート」
運営は、田布施町馬島で子どもの自然体験活動をサポートする「しまっこ隊」と、子ども食堂の取り組みを行う「七福eat」。地域の子育て世代を中心としたメンバーが調理を担当する。
マリフテラスは、明治期に建てられた古民家を移設・再生した建物を活用したシェアキッチン。建設会社「公司」(田布施町麻郷)が運営する。席数は小上がりの座敷スペースを含め32席を用意する。店内は室内とウッドデッキが連続する造りで、海を望む開放的な空間に仕上げた。
ランチメニューは、「お魚プレート」「お肉プレート」(以上、1,500円)、「こうちカレー」(1,350円)を用意。お魚プレートは地元漁港で水揚げされた魚をフリッターにして提供し、副菜とスープには地元産の野菜などを使う。子ども向けメニューとして「子どもプレート」(小=700円、大=900円)も用意する。
同店では、地域の企業が協力する「こどもチケット」制度を導入している。店舗入り口のボードから支援チケットを受け取り、注文時に提示することで子どもプレートを割引価格で利用できる。支援を受けた子どもは食後にメッセージを書き、店内に掲示する。対象は中学生までで、魚を使った子どもプレートに限る。
「ママレリーフ」代表の西上武尊さんは「子育て世代が挑戦しながら、働く人も訪れる人も安心して過ごせる場にしようと企画した。地元の人にも気軽に立ち寄ってもらい、海の景色を眺めながらゆっくり食事を楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は、木曜・金曜・土曜11時~16時(ランチタイム=11時~14時)。