「若旅inやまぐち2016」が9月6日から2泊3日の日程で開催され、全国から集まった大学生27人が東・西コースに分かれ山口県内各地のご当地グルメや観光を楽しみながら、個性的な企業を訪問した。

　西京銀行（周南市）が主催し4回目となる同ツアー。山口県内の定住人口増加を目的に、県内企業への就労意欲を高めるとともに、豊富な観光資源を発信することで、今後の県内交流人口の増加と観光市場の拡大を目指す。昨年行った県外からのツアー参加者も実際に訪問先企業に就職しているという。

　今回から山口県が共催として加わり、「企業見学ツアー参加支援事業」として、居住地からツアー出発地・解散地までの公共交通機関による往復交通費の補助（補助率 1/2補助、限度額 3 万円）が支給され、これにより首都圏など遠方からの参加者も増えたという。

　広島から参加した学生は「普段の生活で、なかなか接点のないBtoBの企業やオンリーワンの技術を持った企業の魅力を知ることができた」「山口の企業にも応募してみたい」と話していた。

　周南地域では、企業では光市の冨士高圧フレキシブルホース、周南市の山口放送、西京銀行を訪問、観光地として周南の工場夜景クルーズを楽しんだ。