周南市美術博物館(周南市花畠町、TEL 0834-22-8880)で開催中の「MINIATURE LIFE(ミニチュア・ライフ)展 ~田中達也 見立ての世界~」の入場者数が7月5日、3万人を超え、同博物館の過去最多記録を更新した。
節目に入場した、同市熊毛郡の山根照子さんに、有田順一館長から田中達也さんのサイン色紙や「MINIATURELIFE展」の図録やトートバッグなどの記念品が贈られた。
同展は、ミニチュア写真家で「見立て作家」の田中達也さんの作品展。田中さんは、ジオラマ用人形と身近にある物を使って別の物に見立てた写真作品を制作。独自の作風が世界中から人気を集め、2017(平成29)年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックにも起用された。
山根さんは「ラジオ番組で7日までと聞いて、急いできた。まさか3万人目になるとは思わず、驚いた。田中さんの作品は、日常にあるものをユニークに表現していて、見ていて楽しい。ゆっくり見て回りたい」と話した。
市博物館の企画展で入場者が3万人を超えたのは、1995(平成7)年9月の開館以来、初めて。これまでの最多記録は2005(平成17)年の「やなせたかしの世界展」で2万7665人だった。同作品展は7日まで。
開催時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。月曜休館。入場料は、一般=1,000円、大学生=800円。