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光市に地産地消レストラン 神奈川出身シェフが集大成として出店

カレー2種盛りプレート(左からチキン・ポーク)

カレー2種盛りプレート(左からチキン・ポーク)

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 地元産食材を使った料理を提供する飲食店「monte e mare(モンテ・エ・マーレ)」(光市島田1、TEL 0833-48-8957)がショッピングモール「Be St.(ビーストリート)」内にオープンして、もうすぐ2カ月がたつ。

「モンテ・エ・マーレ」店主の座間さん

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 店主は、神奈川県出身の座間達也さん。これまで関東のフランス料理店やシチリア料理店で修業を積んでいたが、2011(平成23)年の東日本大震災をきっかけに山口県に移住。「料理しかしてこなかった自分に無力さを感じた」と振り返る座間さん。光市に拠点を移してからは、3年間、シチリア料理店「AKEMI-Ya eatumi」(光市室積2)のシェフを務める傍ら、大工の仕事に挑戦したり、海水からの塩作りを手伝ったりして活動の場を広げた。

 昨年12月1日、オーナーシェフとして「これまでの集大成」となる同店をオープンした座間さん。改修工事は、ほぼ一人で行ったという。あえてムラに塗ったスモーキーグリーンの壁には、油絵が飾られており、落ち着きのある空間に仕上げた。席数は、一枚板のカウンターテーブル席4席とテーブル席10席の計14席。共有スペースにはテラス席も用意する。

 料理は、「出穂農園」(光市束荷)、「てのたの」(岩国市)、「中岡農園」(広島県)の野菜や光市室積の漁協から仕入れた魚を使う。座間さんは「地元産のおいしい食材を、直接生産者に会って仕入れている。店で料理を食べておいしいと感じた人が、家でも食べようと地元食材を購入する流れを作っていきたい」と意気込む。

 ランチタイムは、カレーと前菜3種、パンかごはんをセットにした「カレープレート」(1,100円)、「バケットサンドイッチ」(750円~)、「フォカッチャパニーニ」(450円~)、「フォカッチャピザ」(950円)を用意する。

 ディナータイムは、「ジャガイモグリル・塩ミルクジェラート」(800円)、「サゴシのフリット」(750円)、「赤エビのグリル」(1,000円)、「トマトとマグロのカラスミのスパゲッティ」(1,400円)、「うずら鶏のロースト」(1,600円)などを用意。「その日の仕入れによってメニューを変える」と座間さん。

 店名はイタリア語で「山と海」を意味する。座間さんは「山の恵みと海の幸をつなげて、多くの人に『おいしい』を届けていきたい。昼はランチメニューに加え、テークアウトできるマフィンやジェラートなどのスイーツを、夜はゆっくりくつろげるコース料理を用意している。気軽に足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。

 営業時間は、月曜~水曜=10時~18時、金曜~日曜=10時~21時。木曜定休。

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