JR徳山駅前北口広場で2月14日、竹をテーマにしたアート作品の展示やワークショップなどを行うイベント「徳山駅前 真・竹取物語」が始まった。主催は周南市の総合化学メーカー「トクヤマ」(周南市御影町1)。
徳山駅前図書館の周年イベント「きさらぎ文化祭」の一環。脱炭素社会の実現に向けてバイオマス発電事業に取り組んでいるという同社が、「竹害」として周南市で問題化している竹に関心を持ってもらおうと企画した。
同日行われた開会式では、横田浩社長と藤井律子周南市長のあいさつに続き、80センチから100センチにカットされた竹材約2500ピースを積み重ねた竹のモニュメントゲート点灯式が行われた。
期間中、周南市内で伐採した竹約300本を活用したアート作品の展示のほか、竹を題材にした草月流いけばな展や竹の化学実験、竹の茶道具による抹茶体験、竹で作るスピーカー作り体験などを展開する。イベントで使った竹は3月上旬、同社の自家発電所燃焼試験で燃料として活用するという。
横田社長は「山口県にたくさん生えている竹を有効な資源として活用していくということが街の持続的な発展に重要だと思っている。このイベントをきっかけに、周南市民の皆さんと共にトクヤマも共生していけたら」と話す。
開催時間は9時30分~22時。一部ワークショップは整理券が必要。徳山駅前図書館3階で配布している。2月24日まで。