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下松・「笠戸島レモンサイダー」販売へ 東北と下松の絆が生んだ新商品

「笠戸島レモンサイダー」をお披露目する守田さん(中央)ら

「笠戸島レモンサイダー」をお披露目する守田さん(中央)ら

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 山口県下松市の「笠戸島特産品開発グループ」が栽培した笠戸島産レモンを使った「笠戸島産レモンサイダー」が3月13日、復興イベント「東北うまいもん祭り」を開催している「ゆめタウン下松」(下松市中央町)でお披露目された。

休耕田にレモンの苗木を植え付ける笠戸島特産品開発グループ

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 同グループは、平成25年3月より、地産地消と地域の活性化を目的に、笠戸島の地形や気候を生かしたレモンの栽培を開始。島全域で約170本のレモンを栽培しており、昨年は8,000個を収穫し、「国民宿舎 大城」(下松市笠戸島)や市内の飲食店などに出荷している。

 同グループが「下松商業開発」(下松市中央町)と共同で笠戸島レモンを使ったサイダーを開発、販売しようと模索していたところ、復興イベントを介し経済交流があった「道の駅 釜石仙人峠」(岩手県釜石市)の菊池利教駅長が、「トレボン食品」(宮城県仙台市)を紹介し、同商品の開発が実現した。

 同商品は、笠戸島レモン果汁1%を使う。今回作った3000本は、同施設で開催中の「東北うまいもん祭り」(3月15日まで)で販売するほか、3月16日以降は、国民宿舎 大城や「ゆめタウン」内にある雑貨店「setouchi&cotton(セトウチコットン)」などで販売する。

 同グループ代表者の守田秀昭さんは「生まれ育った下松市笠戸島で、愛情を込めて作ったレモン。うまい、これはよいと言ってもらえるサイダーができた。披露する日が来てうれしい」と話す。

 菊池駅長も、地元の特産品「甲子柿(かっしがき)」の柿酢を使った「柿酢サイダー」を同道の駅で販売しており、「東北と下松の絆から生まれた兄弟のような商品。うちの道の駅でも是非販売したい」と話した。

 価格は、340ml入り=250円。

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